しあわせなふくろう (世界傑作絵本シリーズ)

しあわせなふくろう (世界傑作絵本シリーズ)


「しあわせなふくろう」に出会ったのは
2回目の「風立ちぬ」を見たそのまたちょうど1年ほど前のことです。

京都に「カタガミスタイル」という展覧会を見に行ったときのこと、
久しぶりに行った恵文社で買いました。
ながらく絶版だったこの絵本がちょうど復刊になっていたタイミングのこの頃

私たちは何かに試されているような時期だったように思います。

前に進んで良いものかどうしたもんだかと。


この絵本は幸福観について
ふくろうの感じる幸せと
ふくろうの感じる幸せをわかろうとしない
他の鳥たちが思うところの幸せ(食べたり飲んだり競ったり)とが
書かれています。

どちらかが正しいとかそういうことではなく
1人の人間の中にどちらもある幸せのカタチで
ただその理想の割合はひとそれぞれでそれは価値観というもので。


その夜、二人でこの本を読み
(ふくろうをお手本にしていけば)大丈夫なんじゃないのと、
すこし楽観的な話をしたように思います。

そういう「いい話」がありましてこの絵本を結婚式に使いたいな。
というのは薄っすらと思っていたのでした。